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携帯サイトのデザインが貧弱な理由

この業界にいる身としては悔しいですが、一般的に携帯サイトはデザインは貧弱と思われています。理由は、小さな画面、テキスト中心、単純なレイアウト(人によってはI型とか言う)などによるのでしょう。

小さな画面は仕方ないとして(携帯できないと意味ないですから...)、テキスト中心、単純なレイアウトになってしまう理由として、よく言われるのが
  • 携帯は画像の処理が苦手
  • 画像は遅いのでテキスト中心にすべき
  • 携帯は画面が小さいので、単純なデザインの方が好まれる
などですが、果たしてそうでしょうか?



左の2画面はラウンドアバウトのデモ画面ですが、左の絵は34個の画像で全てを合わせて113Kbあります。SoftBankの930SH(VGA端末)で、10秒程度で全て表示されます。

ラウンドアバウト・サンプルサイト:キッチン.com

見ての通り、画像についてPCと同じように多用しても、現在の端末であれば表示上全く問題がありません。つまり、画像の処理が苦手だというのは昔の話だと言えます。

時間にしても10秒ですが、左図のデモを見せて遅いと言われたことがありません。速さは主観ですが、おそらく、今の3Gのネットワークは十分速いと言えるでしょう。

また、ユーザーが単純な画面を望んでいるというのも、作り手の思い込みに過ぎないと思います。表示される情報が十分見易いことが重要であり、画像の方が伝わりやすい情報、そもそも画像情報であるケースは非常に多く、これをテキストにすると当然伝わり難くなります。


ではなぜ今までこの例のような画面が非常に少なかったのかといえば、それは1つの端末だけなら可能であったのですが、全端末で実現する方法がなかったからです。

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