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コンテンツ変換でHTMLキャッシュありのパフォーマンスは意味が無い

前回のエントリーで書いたように、同じコンテンツとして保証できない、またユーザーアクセスをアプリケーションに届けなければいけないために、HTMLはキャッシュしてはいけないので、変換後のHTMLキャッシュを基準にパフォーマンスを計測することは、意味がありません。




特定のコンテンツが、ユーザーセッションも使わず静的と確定しているケースであれば、HTMLキャッシュをしても良いかもしれません。それでも幾つかの問題があることを認識しておかなければなりません。
  • カウンターのようなCGIはその時、動作しない
  • アクセスログに残らない
その上、変換後のHTMLキャッシュを別サーバーのコンテンツ変換同士で共有することは、アプリケーション・セッションの混在を招く恐れがあり、非常に危険です。セッションの混在は、最悪の場合、個人情報などが他ユーザーに漏れる可能性もあります。 

おそらく、これらのリスクについて、HTMLキャッシュを備えているコンテンツ変換エンジンも、十分に認識して実装しているはずです。なので、一般のアプリケーションでhtmlキャッシュが効くからパフォーマンスが高くなるというのは早計です。その恩恵を受けることのできるケースは、一般的に非常に希少と言えるでしょう。

そんな訳で、コンテンツ変換エンジンは、言語変換をした場合でのパフォーマンスを比べなければ、現実的な意味がありません。

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