当ブログは移行しました。

http://www.symmetric.co.jp/blogに移行しました。
5秒後に自動的に移動します。
移動しない場合はこちらをクリックしてください。

HTMLをキャッシュしてはいけない

コンテンツ変換システムでは、パフォーマンスを確保するためにキャッシュをどのように設計するかは重要な設計方針です。画像については幾つかのエントリーで触れていますが、ここではHTMLについて考えてみます。最初に単純な問いかけを想定します。

”http://ra.jp/index.html”というアクセスは常に同じコンテンツとなるか?

答えは”NO”です。



なぜ、同じURLなのにコンテンツが同じではないのか?それは、”http://www.mobile.co.jp/index.php”であれば、違うことが納得いくのと同じ理由です。つまり、現代のコンテンツのほとんどは動的なページであり、ユーザーの履歴やその時のサイトの状況や時間などによって、刻々とコンテンツの中身が変わります。

アプリケーションのセッションや、クエリーパラメータ、クッキーの値、POSTデータなどなど、同じURL/URIだからといって同じコンテンツが出てくることは全く保証できません。最初の例では、確かに拡張子はhtmlですが、だからといってそのページが静的なページでいつも同じ出力をすることはありません。html拡張子でphpやjavaなどのアプリケーションを動かすのは通常の技術範囲です。

また、コンテンツが全く同じに見えても、セッションの値が変わっていたり、サーバー側のセッション情報が変化しているケースはいくらでもあります。ここから導き出せる結論は、

携帯コンテンツ変換では、HTMLはキャッシュしてはいけない。

HTML変換のパフォーマンスを上げるには、正攻法で変換のアーキテクチャーと実装方法を磨くより他ないのです。

0 コメント:

コメントを投稿