ラウンドアバウトのない静的なHTMLでは3キャリア分のリンクを列挙することになります。違うキャリア用のリンクを踏むとエラーになるので、ユーザビリティを考慮して出し分けしたいところです。
前回書いたように、ラウンドアバウトではPI機能または変換シートの2つの方法で出し分けをすることができます。
●PI機能を使う場合
以下のサンプルのように、キャリアを出し分け条件にしてPIを記述します。
(XHTMLソース)
メール受信設定は<br /> <?ra carrier="DoCoMo" ?><a href="http://docomo.ne.jp/cp/mailurlfltst.cgi">コチラ</a> <?ra carrier="au" ?><a href="http://imutl.ezweb.ne.jp/cgi2001/utl_menu.cgi">コチラ</a> <?ra carrier="SoftBank|Disney" ?><a href="http://elinks.softbank.ne.jp/selfcare">コチラ</a>
●変換シートを使う場合
メール受信設定URLを変換キーワードにし、キャリア別URLを変換するルールを変換シートに追加します(aタグのhref属性だけを切り替えるということ)。どれか1つのキャリアのURLでリンクを記述しておけば、アクセスした機種のキャリアに応じた内容に変換されます。
●キャリアURL変換ルール(イメージ)
変換元キーワード | ドコモ | au | ソフトバンク |
---|---|---|---|
http://docomo.ne.jp/cp/mailurlfltst.cgi | ;(変換しない) | au用L※ | ソフトバンク用※ |
http://imutl.ezweb.ne.jp/cgi2001/utl_menu.cgi | ドコモ用※ | ;(変換しない) | ソフトバンク用※ |
http://elinks.softbank.ne.jp/selfcare | ドコモ用※ | au用※ | ;(変換しない) |
※メール受信設定URL
- ドコモ用:http://docomo.ne.jp/cp/mailurlfltst.cg
- au用:http://imutl.ezweb.ne.jp/cgi2001/utl_menu.cg
- ソフトバンク用:http://elinks.softbank.ne.jp/selfcare
リンクの出現箇所が多い場合は変換シートを使った出し分けが効率的です。さらに変換キーワード元のURLを短く間違えにくいワードに決め(この場合変換ルールは1つ)、実機でアクセスした際に適したURLにリンクされるという工夫もできます。
(XHTMLソース)
メール受信設定は<br /> <a href="${MAIL_DOMAIN_URL}">コチラ</a>
こうしてキャリアごとのページへのリンクが1つだけ表示されるようになります。どちらの方法でも同じ結果が得られます。
(docomo 905i、au W61K、SoftBank 920Pでアクセスした画面)
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