ラウンドアバウトの画像変換は、img要素の画像に限りません。変換対象となる画像は次のとおりで、今回はラウンドアバウトを使った背景画像デザインを取り上げます。
- インライン画像(img要素のsrc属性)
- 背景画像
- background属性
- background、background-imageプロパティ
- フォームのイメージボタン(input要素のsrc属性)
- リストのマーカー画像(list-style-imageプロパティ)
- 画像へのリンク(a要素のhref属性)
背景画像のCSSプロパティですが、本当はdivやtable関連要素にも変換対応しています。ただ、ドコモがbody要素にしか背景画像のCSSプロパティに対応しないので、3キャリアで背景画像を使う場合は実質body要素だけということになります。
背景画像を使ったデザインは淡い色調のパターン模様がよく使われます。例えば、下の画面のように小さい画像を縦横にリピートさせて柄のようなデザインをします(このサンプルは絵柄をわざとハッキリさせていますが)。これを様々な機種で見たとき、気になるのが柄の大きさに違いが出てしまうことです。VGA端末向けに作るとQVGA端末では大柄、一方QVGA端末に合わせるとVGA端末では細かく見えます。サイズ違いを用意して出し分けを行うか、機種による見栄えの違いを受け入れるしかありません。
(VGA端末サイズに合わせて背景画像を作った場合)
(QVGA端末サイズに合わせて背景画像を作った場合)