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携帯サイト実践ノウハウ:auで発生する「画像の隙間問題」を解消する

ブロック要素に背景色を付けるデザインは、ページにメリハリを付けるのに効果的なのでよく使われますが、auではたびたび「隙間発生問題」という意図通りの表示がされない問題にも遭遇します。



詳しくはsympleブログのエントリーで解説されていますが、このエントリではラウンドアバウトが用意している拡張タグ
  • <ra:field></ra:field>
  • <ra:area></ra:area>
を使った実例を紹介します。この拡張タグを使うことで、キャリアによってdivとtableを書き分けるという煩雑なことをせず、シンプルなソース記述で隙間の発生を防ぐことができます。隙間が消せないというデザインの限界・制約を乗り越えられるので、画像同士やブロック要素を隙間なく並べたデザインが簡単にできるようになります。



携帯画像変換・ラウンドアバウトの実力:価格の比較

機能が横並びで差別化しにくい商品であるほど、価格(安い)が売り文句になってしまいますが、携帯画像変換もその様相を呈してきています。価格は、機能・価格構成・隠れコストなどの違いがあり、単純比較は危険ではあるけれども、あえて2つの指標で比べて見ます。

なお、R.A.は、ラウンドアバウト従量版ライセンスを示しています。



このデータは最新のものを確認したわけでもありませんし、全てのプランでの最適化も図っていません。また、比較の為に単位を合わせたりもしています。ということで、あくまでレンジの目安程度の扱いです。月間100万AC(アクセス)という指標も不利・有利になるので、くどいようですが参考です。

携帯画像変換・ラウンドアバウトの実力:機能の比較

携帯画像変換の製品やサービスでは、色々な機能を謳っていますが、メイン機能となる自動変換機能と、必要であれば利用する手動(指定)変換の2種類に大別できます。

基本的に自動変換機能は、何もしなくても全ての画像に対して必要であれば施される機能であり、手動変換は必要な際に何らかの特別な指定を行って実現する機能です。

携帯画像変換・ラウンドアバウトの実力:方式の比較

実は、携帯コンテンツの開発に当たり、最もポピュラーなサービスは画像変換サービスです。コンテンツ変換は画像変換機能を含みながら、システム構成や料金レンジから別カテゴリーとして認知されてきました。しかし、ラウンドアバウトはシステム構造と新・従量版による料金体系から、携帯画像変換というカテゴリーとしても非常に魅力的な製品となっています。まずは、携帯画像変換の製品やサービスにはどんなものがあるか、分類してみます。





主な方式だけでこれだけあり、それぞれ一長一短があります。それぞれのシステム特性を見ながら比較してみたいと思います。

従量プランを定額化する、新・従量プラン

 従量性のサービスは「使った分だけ払う」という点でリーズナブルですが、それでも3つの弱点があります。
  1. サイトの規模が大きくなるとどんどん固定費が膨らんでいく掛け捨て方式
  2. 費用が変動するので予算が組み辛い
  3. 料金レンジに対して無駄が発生する
ラウンドアバウトでは1.についてはWeb版への移行パスを用意して解決しています。残る2点についても解決を図っています。

●従量課金の問題点


●ラウンドアバウトの解決策


ビジネスリスクをヘッジする:種蒔きライセンス”Seed”

所有リスクは少なくとも「ビジネスリスクはクリア」している時の問題です。しかし、多くのビジネス、特にWebましてや携帯であれば、ビジネスリスクがはっきりしないことが非常に多いです。「まずは費用を掛けないでトライアルしてから投資判断したい」というケースが殆どではないでしょうか?

その時、コンテンツ変換製品を使えば、簡単にできたりもっと可能性を追求できたはずが、貧弱なプロトタイプの為にそのビジネスアイデアを正当に評価できなければ、非常に残念なことです。そこで生まれたのが、”roundabout Seed”です。一言で特徴を言えば、「無料」なのですが、ユーザーが蒔くビジネスの「種」、そしてシンメトリックとしては製品普及の「種」になるという意味から、”Seed”と名づけました。


所有リスクとコストを減らす:スモールスタート&出世払いの新・従量モデル

「ラウンドアバウト導入済みホスティング」を選択できないケースでは、ソフトウェアライセンスを購入し導入する必要があります。Webサイトはビジネスが確立するまで時間が掛かり、爆発的にヒットする場合も、逆に場合によっては撤退するケースもある世界です。システム開発自体の初期コストは実際にかなり工数も掛かるので、工数が発生しない製品などは「出世払い」にして欲しいのが本音です。現状を図にすればこんな感じです。



 初期のコストを考えれば役に立つ製品を使わない選択をするケースも多くなってしまいます。しかし開発・運用コストが上がってしまえば、利益モデルが確立する時期も遅れてしまいます。

ラウンドアバウトの新・従量モデルはこれを解決するライセンスモデルであり、一言で言えば、「出世払い」できるライセンスの利用形式です。

導入・所有コストを無くす:だから、ラウンドアバウト導入済みホスティング

現在ITの世界でのはやり言葉、クラウド・SaaS・XaaSですが、その流れの中には「導入・所有コストの削減」が大きな目的になっています。salesforce.comが、”Success,Not Software”といって一定の支持を得ているのも、必要なものを必要なだけ使い、使った分だけ支払うということが、1つの流れになってきているのだと思います。

ラウンドアバウトはソフトウェア製品なので、”Not Software” だけだと語弊があって困りますが、実際に所有コストは非常に高くつくものです。これは、ライセンス・保守費などの見えるコストではなく、学習コストと同様に見えないコストです。
  • 製品の調査・選定・見積・決済まで決定に至るプロセスの確定・承認コスト
  • 購入後の発注・納品・導入・確認の入手・設定コスト
  • ソフトウェア権利の保管・保守更新の事務コスト
  • ソフトウェアのバグフィックスやデータ管理などの運用コスト
  • 選択ミスまたはプロジェクト変更によって無駄になるリスクとコスト
  • 資産計上や償却などに付随する会計コスト
これらが所謂所有コストであり、これらのコストとリスクを考えながら製品選定を進めることは非常に気の重い仕事です。また製品に対して正しい選択眼があればまだしも、一般にその分野の専門ではないので、選択ミスのリスクは決して小さくありません。そのため、さらに多くの時間が消費されてしまいます。その解決方法はほとんどの製品で同じです。

「専門家が、最適な組合わせで、オススメする!」

だから、ラウンドアバウトは、「ラウンドアバウト導入済みホスティング」を実現しているのです。

導入容易性を上げるために:学習コストとビジネスモデル・ミスマッチ

 製品開発の悩みの1つは、導入可能性と導入容易性のジレンマです。一般に強い支持を受けるほどターゲットは狭くなると思いますが、システムも同じで特定のシステムへの親和性を強めるとそれ以外のシステムでは使いにくくなってしまいます。

 ラウンドアバウトが現在CentOS上のApacheモジュールをプラットフォームに選択したのは、Webサーバーの環境としては一番のシェアがあるからです。それでも日本でそのシェアは50%前後のようです。今は残念ながら残りの半分はあきらめるざるを得ません。RH系Apache環境では、Apacheと一体となって動くことで、システム的には圧倒的に高い導入容易性を誇ります。しかし、導入容易性はシステム特性ばかりではありません。ラウンドアバウトでは、4つの切り口でさらに導入容易性を高める施策を打ち出しています。

■4つの切り口
  1. 学習コスト : 製品利用に対して必要とされる知識を身に着ける為のコスト
  2. ビジネスモデルミスマッチ : 製品を使いたくても収益モデルと合わない為に使えない
  3. 導入・所有コスト : 製品の調査、購入、インストール、設定、保守、ライセンス管理などのコスト
  4. ライセンス不使用コスト :製品性能がオーバースペックの時、余剰分の性能に対するコスト

Apacheモジュールである圧倒的なパフォーマンス上の優位性

通常のWebアプリケーションにおけるHTMLはキャッシュできないので、Apacheモジュール型のラウンドアバウトは、サーバー型(リバースプロキシー型とも言う)に比較して圧倒的に有利です。更に言えば、多くのシステムのフロントエンドにはApacheが配置されています。つまり、ラウンドアバウトは既に起動しているプロセスの中で1つのファンクションコールとして動作するという、パフォーマンス上圧倒的な有利な位置にいます。



コンテンツ変換でHTMLキャッシュありのパフォーマンスは意味が無い

前回のエントリーで書いたように、同じコンテンツとして保証できない、またユーザーアクセスをアプリケーションに届けなければいけないために、HTMLはキャッシュしてはいけないので、変換後のHTMLキャッシュを基準にパフォーマンスを計測することは、意味がありません。



HTMLをキャッシュしてはいけない

コンテンツ変換システムでは、パフォーマンスを確保するためにキャッシュをどのように設計するかは重要な設計方針です。画像については幾つかのエントリーで触れていますが、ここではHTMLについて考えてみます。最初に単純な問いかけを想定します。

”http://ra.jp/index.html”というアクセスは常に同じコンテンツとなるか?

答えは”NO”です。

携帯サイト制作の実践ノウハウ:コンテンツ変換をカスタマイズする2つの方法

ここ数回のエントリーで、「PI機能」や「変換シート」を利用してコンテンツの表示コントロールをする方法を紹介しています。どちらもカスタマイズが可能なコンテンツ変換機能ですが、今回はこの2つの機能の違いや使い分けについて説明します。

●PI機能を使った変換イメージ


●変換シートを使った変換イメージ


まず大きな違いは、上の絵のように、「PI機能」はコンテンツの部分ごとに書き分けられるCASE式のようなもので、「変換シート」はサイト内で一括管理される変換設定である、という点です。

また、画面サイズやGPS対応/非対応など、機種スペックに応じた出し分けが可能なのはPI機能だけということも、決定的に違うところです。

携帯サイト制作の実践ノウハウ:破線や色付きの区切り線をhr要素で表示する

以前外部CSSでのエントリーでも触れましたが、区切り線(hr要素)はキャリアごとにCSSプロパティの効き方が異なるので、破線や色で装飾したhr要素を3キャリアで使うのは大変です。hr要素の代わりにいっそ画像を使うというのも一つのよい判断です。

しかし画像にしたらしたで、src属性を書くことでHTMLソースが長くなります。区切り線はサイトの中で頻繁に使うものなので、<hr />そのままの記述で簡単に画像が表示できたらなぁと思いませんか?



できます。ここ数日のエントリーでも紹介している、変換シートを活用することで可能です。

携帯サイト制作の実践ノウハウ:キャリア別にメール受信設定リンクを出分ける

空メールを使った携帯サイトやサービスがよくあります。迷惑メールを懸念し携帯ドメイン以外のメールアドレスからの返信を拒否するユーザーも多いので、ユーザー離脱を起こしやすいです。こうしたユーザーに配慮し、ドメイン拒否指定をの解除がしやすいように、メール受信設定が行えるキャリアのURLにリンクを貼るなどします。

ラウンドアバウトのない静的なHTMLでは3キャリア分のリンクを列挙することになります。違うキャリア用のリンクを踏むとエラーになるので、ユーザビリティを考慮して出し分けしたいところです。

前回書いたように、ラウンドアバウトではPI機能または変換シートの2つの方法で出し分けをすることができます。